2011年11月14日月曜日

訪問着やおしゃれ着に 華扇太鼓の結び方

こんばんは。

今日は、サイトに来られた方のご質問にお答えしようと思いまして振袖を着付けたままのボディですが(^_^;)二度目の着付けのアップになります。

華扇太鼓の結び方

① 帯を胴に二巻きしたら、てを下にたれを上に結びます。(お太鼓系なので柄止まりは中央よりで良いでしょう)
② たれの際を広げておきます。たれ先をすのこだたみにして中に巻きいれ、たれが三枚になるようにします。たれ先は下を向いています。
③ 結び際から手幅一つ分くらいの所に帯枕の位置として、その位置から一番上のたれを縦半分に下まで折り下がりますが後で下に広げるので右側だけヒダをとっておきます。
たれ先の帯がのぞきます。
④ ここで帯枕を当てて前で結び、帯揚げをかけます。
⑤ 下に垂れ下がっている、て先に扇ひだを作っておきます。
(一枚の扇ひだでも良いのですが今回は帯が長めなので二重に折って扇ひだを作りました)

⑥ 下を向いている三枚のたれをきっちり合わせて輪になっている上の二枚だけに仮紐でお太鼓の大きさの決め線を作り残りは右手で中に入れ込みます。
たれ先の長さは人差し指一本分7センチほどで決めて始末します。仮ひもは、前で結んでおきます。
(この時、たれの布目を通してたれ先を作りましょう。)
訪問着などのフォーマルな着物の帯結びにはお太鼓の大きさは、気持ち大き目の方が豪華になります。体系にもよりますが(^_^;)

⑦ て先の扇ひだを、お太鼓の中央から斜めに通して扇ひだを見せます。
この時に手先の左は普通のお太鼓と同じようにきれいに始末します。
右の扇ひだはピンチで止めておくと始末がしやすいですね。(仮紐でも良いです)


☆ 帯締めは、ての左にはかかりますが右の扇ひだは上に上げて帯締めがかからないようにします。

帯締めを締めて完成です。


この結び方は訪問着などの、ややフォーマルの着物に向いていますね。もちろんおしゃれ着にもぴったりかも^^
後ろから見るとお太鼓の中央半分に扇がのぞいている形です。
普通のお太鼓ではものたらない方にいいですね。
しゅみのきもの かんりにんでした

振袖用 帯結び お太鼓系変わり結び

こんにちは。
今日も振袖用の帯を結んでみましたが、若い方の訪問着にでもいけそうです。
小じんまりとした可愛いお太鼓です。

胴に2巻きして手先を下に結びます。(お太鼓系なので柄止まりは後ろ中央でも良いでしょう)
先に、て先に羽根をつくっておきます。

○ 手先から表を見て、結び際に向けて45センチくらい折り返します。折り返した輪の方の左角から5センチくらいのところから右斜め方向に追いヒダを折っていきます。手先の右角5センチくらいのところまで。
追いヒダの中央を目立たない色輪ゴムで止めます。


○ その手先を左右ひっくり返して、上にあげて背中の結び際の上に置き、三重紐で押さえて、余った残りを帯の中へ土台として入れ込みます。


○ たれ先を50センチほど取ったところに箱ヒダを作ります。(お太鼓の部分)


○ その50センチほどのたれ先を、三重紐の中央へ二番目と三番目の紐一緒に(2重に)、たれ先が衿元に向くように箱ヒダを押さえます。(後でお太鼓の部分です、衿元へピンチで押さえておくと作りやすいです)

○ 50センチほど取った残りの、たれが輪になっていますね、それを左右に振り分けて帯幅を半分に折り、左の羽根と右の羽根を作ります。それぞれ三重紐にかけて羽根を整えます。

○ 帯枕をして、帯揚げを掛けて、上に向いて上げてある、たれ先をお太鼓のように下に下ろしてお太鼓部分の大きさを加減しながら、帯締めをかけます。(帯が短くて普段のお太鼓のように、たれ先が人差し指一本分~7センチほど取れない場合は、全部中に入れても大丈夫です)


羽根の中央のゴムが気になるようでしたら飾り紐やコサージュで飾りましょう。


しゅみのきもの かんりにんでした




2011年11月13日日曜日

七五三男児の着物と袴の着付けと補正

おはようございます。
今朝、孫の七五三の五歳児の着物と袴の着付けをしました。
今日は朝から神社へお参りの日です。

この間、しつけを付けたままで着物の柄の感じを見るために着付けてみたのですが。
その時の記事です。↓

http://sayo-sayonnn1-sayo.blogspot.com/2011/10/blog-post.html

この時には、帯の結び方や着付け方も雑でしたので(^_^;)でも写真をアップしてしまい…お恥ずかしいですが(笑)初めての方にも分かりやすい記事をとあえてアップしました。

今日は本番、しつけも取って丁寧に着付けました^^

補正はこの間書いた記事のとおり、タオル二枚と押さえる為の腰ひもの代わりに一巻き分のガーゼでタオルを押さえました。
子供は紐をあまり使うと疲れてしまいますものね。

○ 補正の仕方

「長じゅばんを着せる前にシャツ(下着)の上からタオル四つ折りにして背中の下、腰の凹んだ上あたりに一枚を乗せて
二枚目のタオルは縦半分に、(体系に合わせて下さい縦半分にならなくても3/1でも)
折り、長くしてから、前から巻いて後ろの腰の上にあるタオルの上に重ねて
長い方のタオルで押さえて体に巻きます。(この時はタオルがゆるまないようにぴったりと)
気を付けるのは、紐の位置よりタオルが下にならないように。
(長じゅばんの紐があたる位置の上まで)

タオルが紐の圧迫を吸収してくれますし、着崩れも防げるし、暖かい(#^.^#)
こうすると薄い長じゅばんから紐があたって苦しい~ってことがなくなるでしょう。でも、あくまでも紐は緩めにしてあげましょうね。
タオルが落ちないように紐で押さえます。(私の場合は幅広のガーゼで一巻きしました)

○ 長じゅばんは、首の後ろ衿元に付くように着付け(着物も同じ)腰ひもは胸元が苦しくない程度に巻いて結ばず挟み込むとごろごろしません。
○ 着物も同じように着付けて腰ひもで押さえ、腰ひもの先を挟み込みます。
○ 帯を二巻きして一文字に結びます。

帯の結び方と前紐の結び方は、詳しく しゅみのきもの サイトで説明していますので
見てくださいね。動画もあります。

私の場合
この間 袴丈が少し長かったので、帯を小さ目に結びボリューム感を出しました。
こうすることで膨らみで袴丈が上にあがります。

この写真は、この間の試しに着付けた時の写真ですが帯が薄くて大きい(^_^;)
○ 袴を付けますが歩きやすくするために着物をからげて帯の中へ挟むと裾さばきがよくなりますしトイレも楽です^^

前袴紐は、帯が一センチくらい見えるように前に当てて後ろに回して(一度結ぶとくずれにくくなります)帯の一文字の上にクロスしてから両紐を前にもってきます。
ここで、付属のお守りを向かって右の袴の紐に通します。

私の場合
今日は、長めの袴を袴丈を短くするために、前紐の付いている板を一回折り返して着付けました。

ここからの説明は言葉では分かりにくいので上にリンクを貼っていますので、サイトで参考にしてくださいね。


○ 羽織を着せて、付属のものをつけます。
お守りは、先に袴を付けた時に前紐の向かって右の紐に通してから着付けます。
懐剣は、着付けが終わってから向かって右の位置に帯と袴の間に差し込みます。
扇子は手に。(写真を撮る時)
草履は、歩きにくければ神社に入る時に履かせても良いのではないでしょうか(#^.^#)/


子供は、じっとしていませんから着付けるのも大変です(^_^;)
軽く腰ひもを当てても…くるしい~~(笑)
衿を合わせても触って遊ぶし(^_^;)お母さん流に着付けてあげて下さい。



2011年11月11日金曜日

振袖用帯結び バラの花

こんばんは。
昨日の帯結びは、お花のバラを作り結んでみました。
たれ先で手幅一つ分折り返して、バラを作り帯の結び目中央よりやや左に寄せて、
三重紐で押さえます。
たれの残りが輪になっているので二等分して左右の羽根を作りそれぞれ三重紐に挟み込みます。

手先に大き目のリーフひだを作り下から帯枕を包むように上にあげて一番背に当たっている下の三重紐にからめて形よく整えます。

バラの作り方ですが、これは裏を見て手前に手幅一つ分折り返して作っています。
帯の長さで大きさが決まります。左右に振り分ける羽根を
文庫などにする場合は、折り返さず
表を見て手幅一つ分くらいの所から一重で巻いてバラにします。

これは、折り返して二重にしています。






アレンジの仕方でいろんな帯の結び方ができますね。

しゅみのきもの かんりにん



2011年11月9日水曜日

振袖用の帯結び 着付けは補正から

こんにちは。
昨日は、久しぶりに部屋にあるボディに着付けてみました。

家のボディは洋裁用のボディなのです…だから裸の状態はボン キュ ボンで(笑)ウエストがくびれてバストは大きくとても着物を着付ける体ではありません、これをウエストにタオル五枚で巻いて凹を修正、鎖骨の当たりと衿元に綿花をたっぷり乗せてガーゼを巻いて寸胴のボディにしています。
お友達に頂いた大切なボディですから大事にしたいと思っています。

ヒップの上やウエストに少しでも凹があると帯がずれて帯位置が下の方に低くなりやすいので気を付けなければね、限りなく茶筒に近くなるように(笑)



とりあえず写真を撮ってみましたが…もう一枚ウエストにタオルあってもいいかなぁ(^_^;)

着付けは補正からですよね(^_^;)


さてさて、帯結びです(*≧∀≦*)
この結び方は、最初に
たれ、際を広げて左羽根を二枚連続て作り三重紐にあずけます。

残りのたれで右羽根を作り三重紐にあずけて残りはそのままで帯枕を当てて帯揚げをかけます。

さらに手先に小さな羽根を作り真ん中をゴムで止めて、下から手先を上にあげて帯枕を包み込むようにして三重紐の一番背中に当たっているゴムに絡めていた飾り紐で小さな羽根の中央を縛ります。



さあぁ~風邪もだんだん良くなってきたみたい^^
できるだけ帯結び更新していきたいと思っています(*^^)v

しゅみのきもの かんりにん


2011年11月2日水曜日

七五三の着物(浴衣)のサイズ肩あげと腰あげの仕方

こんばんは。

前回書いた記事の補足説明です。

和裁の経験のない私の場合の五歳児の着物のサイズの直し方
肩あげと腰あげの仕方ですが(^_^;)
私は、ある呉服屋さんの説明を参考にしてサイズの肩あげと腰あげをしてみました。

プロの方が見るとあきれるかもしれませんが(*_*;
大体はおおざっぱな仕上がりでしたが…まぁ私としては上手くいったほうかなっ(笑)

とりあえずお絵かきしてみました。

丈の直し方

○着丈を計ります、首の後ろ、衿もとから足のくるぶしくらいまで。

○着物の身丈を計り、腰揚げをする位置を決めます。身丈から着丈分を引くと差がでます、その差を腰上げのする位置でつまむのですが、身丈の裾を10cm位前もって空けて、その部分をぬかした身丈の長さを1/2にした真ん中あたりが、揚げ山の位置となります。

肩あげの仕方

○首の後ろの背骨の一番上の「ぐるぐる」から手首までの裄の寸法を計ります。

○着物の背縫いから袖口までの寸法を計っておきます。その寸法から先に計っておいた裄の寸法を差し引く差が肩あげの寸法になります。

○背縫いから袖つけの間を等分したところが揚げ山となります。

この揚げ山をつまみあげて揚げしろの左右のラインを縫い合わせますが前身頃の方は肩山から下の方に向かって縫っていきますが少しずつ斜めに袖付けの位置へ向かって縫っていくと胸が窮屈にならないように思います。


腰上げの方は、前からの写真がありませんが(^_^;)
最後の衿先の寸法が合わなくなっていますから
下前の方は、そのままで良いのですが、
上前の方は、衿先の寸法をきちっと合うようにタックを取ってあわせます。

ここからは、実際に私が2歳用の浴衣の肩上げと腰上げをしてみました。






肩線も腰線もまっすぐですね(^_^;)これの寸法を子供に合わすのです。


まだ二歳にならないので相当肩上げをしました。


腰上げのまち針をうっています。


下前の寸法は合わなくてもこのまま縫います。(手を添えている場所)


上前は、見えるのでタックを取って寸法を合わせます。(手を添えている場所)


縫い方は、二目落としで表に小さい目が二つ見えるように縫います。(これは、裏側の大きい目)


上前は、寸法を合わせてタックを取って縫いました。


 
和裁の苦手な私がちくちくと縫ったのですから(*_*;
肩がこりましたけど可愛い孫のためにがんばりましたよ(笑)

これは、あくまでも私が体験したことを書いたものですから
間違っていたらお許しを(^_^;)
和裁のプロの方 ごめんなさい。


しゅみのきもの かんりにん