2011年2月25日金曜日

女袴の着付け方と準備する物

こんばんは。

いよいよ二月も残り少なくなってきましたね、卒業式もあと少しとせまってきました。
今日は、以前書いた記事ですが参考になればともう一度アップしてみました。


  今日は、お家でお母様が袴姿を着付けられる方の為に着付け方を簡単に書いてみます。


  • まず、足袋を履きましたら、裾よけをつけて肌襦袢をつけます。(ウエストにタオルを半分に折って巻いて補整をすると帯がおちつきます。鎖骨の上もタオルで補整をすると胸元がきれいです)


  • その上に衿芯を入れた長襦袢を着ますが、袴姿は着物も短めに着ますから長襦袢も着物よりも少し短めに着ます。(着物を着る要領で腰紐を2本使います)


  • 着物を着る前に、重ね衿を二つに折ってみて、中央を着物の衿の中央と合わせて後から重ね衿が見えないように着物の衿よりも、三ミリ~五ミリほど、控えて重ねます。ピンチ、なければ洗濯ばさみで止めておきます。止めたままで着付けましょうp(*^_^*)q


  • 着物の丈は、(腰紐をする時)長襦袢が少し隠れるくらいの長さにしましょう。(膝下、ふくらはぎ辺りですね^^;おじぎをした時に袴の裾から着物が見えないように…。おはしょりをいっぱい取ります。)


  • 着物の着付けの時のように一重上げはしません。襟元を整えておはしょりが二枚しっかり重なるように手刀でトントンと整えます。


  • 重ね衿は衿元を整える時に前から見て五ミリくらい見えるように、下にやや引き気味にピンと張った感じでコーリンベルトで止めて崩れないように衿元が決まったら胸紐を当て結びます。


  • 伊達締めをして、半幅帯を胴に二巻きして結びますが浴衣の時の結び方よりも、小さめに結びましょう。(手先を上に結んだらたれ元から広げてたれ先を巻き込み小さな文庫結び)


  • 後は、袴の長い紐が付いている方が前ですから、半幅帯が1㎝くらい見えるように袴を当てて、紐を後に回し半幅帯の結び目にクロスになる様に掛けて前に回し正面に向かって右で紐を重ね後に回してしっかりと結び、余った紐は挟み込みます。


  • 後紐は背にピッタリと添わせて前に回して右左どちらでも良いのでリボンに結びます。結び目を隠すために長いほうのリボン先を結び目の下からくぐらせてかぶせ隠します。



はい(#^.^#)完成です。



卒業式の当日に美容院や着付け師さんに着付けていただくときには、忘れ物の無いようにしましょう。



レンタルで借りる場合の小物類は揃っているのかチェックしましょう。




自分で用意する方の参考にして下さいね。


準備する物



  1. 小振り袖、着物(振袖でも小紋でもok)
  2. 重ね衿

  3. 長襦袢(半衿を縫いつけておく)


  4. 袴帯(半幅帯)

  5. 巾着(バッグ、カバン)

  6. 草履(ブーツでもok)

  7. 髪飾り

  8. 着付け用小物(腰紐4~5本、コーリンベルト、衿芯、伊達締め2本、足袋、裾よけ、肌襦袢、補正用タオル二枚体型に合わせて)

ブーツの場合は足袋はいりませんがストッキングがいりますね^^


そして、ブーツの場合、袴は少し短めが可愛いです。

  • 草履の場合、袴の裾線は足の甲あたりにくるようにしましょう。
  • 短い場合は半幅帯を少し下げて調整してくださいね。
  • 後姿で、袴の背板が背にピッタリと付いているか確認しましょう。

記念写真をいっぱい撮って思い出に残る記念日にしましょう(#^.^#)

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しゅみのきもの かんりにん

 http://www010.upp.so-net.ne.jp/sayo50/


詳しく着付け方を画像付きで説明してありますので覗いてみて下さいね。

2011年2月17日木曜日

普段着に半幅帯で

こんばんは。

まだまだ寒い夜です、雪もあちこちに残って^_^;雪だるまも今日は二軒見かけました。
早く春がこないかなぁ~ポカポカと暖かな陽だまりが恋しいわたくしです^^

今日、大型スーパーで着物姿の可愛い娘さんを見かけました。若いお嬢さんで可愛い花柄の小紋の着物にしっかりとした半幅帯でみやこ結びを結んでいました。
たぶん近所の方かしら暖かそうな、大きなショールを羽織っただけでしたから‥。それとも車だから?私敵には、帯結びが見えて可愛かったです。普通は今の季節のお出かけは着物の上にコートを着てショールですから。
うんうん、きっと近所のお嬢さんだわぁ~納得(笑)

普段着の着物には半幅帯が簡単ですね^^しかも可愛く結べて楽しい♪

こちらから ↓ 半幅帯のみやこ結びを簡単に私が描いた絵で(あまり上手ではありませんが伝わると思います(笑))説明してありますので参考にしてくださいね。


http://www010.upp.so-net.ne.jp/sayo50/miyakomusubi.html

こちらは、半幅帯の結び方のいろんなアレンジです(*^_^*)
  ↓

http://www010.upp.so-net.ne.jp/sayo50/obimusubi3.html



しゅみのきもの かんりにん
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2011年2月12日土曜日

今日の変わり帯結びです

こんにちは。

前回前振りで書きました帯結びです^^
一枚だけですが撮ってみました。

あるサイト‥KIMONOROMANNさんで簡単帯結びとして記事の説明がありましたので
へ~これ、可愛い~♪と結んでみました。この結び方は振袖だけではなく、訪問着などにも結べそうですね(*^_^*)/
着付けの時間を短縮するために準備の段階で手先だけを作っておくのもありですね。

部屋においてあるボディーが着ている振袖を片付ける前に‥と結んでみました。

とても簡単ですよ^^


一番上に乗っかっている二枚の葉っぱのような羽根が手先です(*^_^*)

普通に胴に2巻きして手先を上に結びます。

手先を結び際から裏をみて広げます。手先を持ち上げ表を見て、結び際に向けて45センチくらい折り返します。折り返した輪の方の左角から5センチくらいのところから右斜め方向に追いヒダを折っていきます。手先の右角5センチくらいのところまで。
追いヒダの中央を目立たない色輪ゴムで止めます。


その手先を左右ひっくり返して三重紐で押さえて、余った残りを帯の中へ土台として入れ込みます。

後は、たれ先を50センチほど取ったところに箱ヒダを作ります。
残りを輪にしてその50センチほどのたれ先を、三重紐の中央へ二番目の紐に、たれ先が衿元に向くように箱ヒダを押さえます。(後でお太鼓の部分です、衿元へピンチで押さえておくと作りやすいです)

50センチほど取った残りの、たれが輪になっていますね、それを左右に振り分けて帯幅を半分に折り、左の羽根と右の羽根を作ります。それぞれ三重紐にかけて羽根を整えます。

帯枕をして、帯揚げを掛けて、上に向いて上げてある、たれ先をお太鼓のように下に下ろしてお太鼓部分の大きさを加減しながら、帯締めをかけます。

この写真では、右の羽根は大きな右の葉っぱのような羽根で隠れて見えませんが左と同じような羽根が右にもあるのですよ^_^;
帯によってはけっこう大人しそうで華やかな感じになりますから、いろんな場所や場面に結んであげれそうでしょう^^

寸法は大体で書いてありますが帯の長さや羽根のとり方で変わってきますので自分流に作ってみてくださいね。





ヒダをもっと小さくとって多くヒダを作るともっと豪華になりますし、左右に分けた羽根も幅半分に折らずに一つ山ヒダにしても羽根が大きくなってまた違う感じにもなります。


しゅみのきもの かんりにん
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2011年2月9日水曜日

振袖に袴の着付けで二重ベルトの使い方

こんばんは。

ぼつぼつボディーの振袖を片付けようと思っているのですが^_^;直す前に一度
あるサイトで見かけた帯結びを結んでみました。
その写真はまた、次の機会にということで‥。

今日は振袖に袴姿の着付けを二重ベルトを使っての着付けを説明します。
二重ベルトとは、コーリンベルトが二重に二つ重なってあるものです。
想像してみてくださいね^_^;

二重のベルトの下側が長襦袢用で上側のベルトが着物用です。これが中央で一つにくっついています。(左右にベルト金具が二個ずつ、中央が金具で止めてあります)

私は、紐使いで着付けるのが好きですが~^_^;
そうも言ってられないのですね、この二重ベルトを使う場合もあるのです。

★二重ベルトの使い方

●長襦袢を着付ける

長襦袢をはおり、裾を内側に(丈を短くするため)ウエスト位置まで中へめくり上げ着物合わせとは逆に先に長襦袢の右上前を左脇へ合わせ左下前を右脇に合わせて、上から腰紐で結びます。広げてかぶせて整えると着物合わせになるのです。

(普通に着物の時のように、おはしょりを多めにとって短くしても良いですが、ウエスト位置で長襦袢のおはしょりと着物の、おはしょりが重なり、ごろごろしないために、この方法があるのです)

●長襦袢の、みやつ口右から二重ベルトの長襦袢用の下の方のベルト金具を通して止める

●着物をはおり、着せて、右みやつぐちから、一箇所だけ止めた残りの三本ベルト金具を全部着物の上に引き出してから、もう一方の長襦袢用の下のベルト金具だけを後へ回して、着物の左、みやつぐちから長襦袢用のベルトだけを通して長襦袢の上前を止め衿元を整える。
(ここで長襦袢の完了)(着物のウエスト後には着物用のベルトが残っている状態)

●両手で着物の両衿下から持ち上げて着丈を膝下になるくらいに、短めに決めて
腰紐を締めて、長いおはしょり(普段よりも数倍も多いおはしょりです)を整えて、後のベルトの着物用の片方をみやつぐちから中に引き入れ着物の下前を止 めて、さらに後からもう片方の着物上前を止める。

●最後に衿元をキレイに整えて胸紐を当てて軽く結び、袖付けの始末。
(脇から長襦袢と着物の袖付け位置を同じに整えます。脇から長襦袢の袖だけが出てこないように注意)

後は伊達締めを使うもよし使わなくてもよしですね(*^_^*)半幅帯を締めて袴を着付けます。

説明だけでは分かりにくいかと思います、一度試してみてくださいね二重ベルトはコーリンベルト二個で作れます。って言うか^_^;無理に二個をくっつけなくても別々に止めてもOKな事でした(笑)

袴の着付け方は「しゅみのきもの」の袴の着付け方を参考にしてくださいね。振袖のパターンも掲載しています。

しゅみのきもの かんりにん

http://www010.upp.so-net.ne.jp/sayo50/