2018年12月11日火曜日

着付け師さんの質問

帯が締まらない!?

こちらもある方からのご質問なのですが。


振袖を着付けていて…帯の段階で…帯の一巻き目で後ろ板を入れ、前に廻して幅出しをしながら前板を入れて
後ろ中央まで帯を廻して、折り返して結びの段階に入り結ぶのですが…帯が締まりませんとのご質問です。


このページの写真を見て頂いたら分かりやすいのですが
http://www010.upp.so-net.ne.jp/sayo50/hurisode-obi-1.html

⑪の手順です。
ここで後ろ板の上で結びますが、気持ち帯幅の少し↑上目に結び目を上げて結ぶとしっかりと締まりますよ。


※前板と後ろ板で胴回りが硬いので締まりにくいのです。


後の変わり結びも高い目に仕上がるので結び目は、帯幅の上↑に乗るくらいが丁度良いと思います。

参考にして下されば嬉しいです。


ちびまま
http://www010.upp.so-net.ne.jp/sayo50/

振袖の着付けで帯が緩まないコツ


こんばんは。

ある着付け師さんからのご質問で着付けていて、帯が緩まないコツを教えて下さいとの
ご質問がありました。

言葉では上手く説明はむずかしいのですが、このページの
     ↓

3、の写真のピンチで止めてある左端まで、左手の親指でギューっと引きながら右手で帯を巻く方へ引き締めますね、ここが肝心だと思います。
一巻き目から気を抜かないで。
私などは、親指が腱鞘炎になるほどですよ(笑)

4、で後板を入れますがこの時も緩まないように気をつけますね。

ようするに結んでしまうまでは気を抜けません^_^;
特に帯の硬くてがっちがちのは苦労しますね。

二人でペアで着付けるのであれば助手さんが正面で帯の前から上を引いてくれていればギュっと結んだ時に、上はゆっくり、下はギュっとしまった帯になります。


もし、一人で着付けるのであれば、ハンドタオルなどを固く巻いて輪ゴムで縛って
帯の前上に入れておくと下が締まりますよ。

後で、外してね。

参考にして下さると嬉しいです。
ちびまま

振袖の着物が短くておはしょりがとれない場合

こんばんは。

もうすぐ成人式。
着付け師さん達の一番忙しい時期だと思います。

呉服屋さんや美容室、振袖のレンタル会社さんも成人式の本番の前に
写真の前撮りで毎日、大変だと思います。

今日は、以前サイトに質問があった項目を掲載してみたいと思います。


振袖の着物が短くておはしょりがとれない場合


質問がありました。

* 振袖についてお尋ね致します。私が若い頃に親からプレゼントされた振袖がとても気に入っています。
お値段もそこそこだと聞いていたので、この振袖を娘に着てほしいのですが娘は身長が高くておはしょりがとれません。 
仕立て直して着せれば良いのですが呉服屋さんで聞いてみたところ結構なお値段を取られるようで考えています。 
 このままおはしょりが無いままで振袖を着せるのは無理なのでしょうか?

アドバイス

これは、余談ですが昔の着物は丈が短い場合が多いためカジュアルの場合だと自分で衣紋をやや多めに抜いて粋に着付け楽しんだりします。

そして、極端に着丈の短い場合は、男性着物のように、おはしょりをとらずに対丈(ついたけ)で着ますが、ご質問者さまの場合は、振袖なので礼装(フォーマル)ですよね(^^;
でも、出来ないわけではありません。

普通に振袖を着付けられてみて、おはしょりが少ししか出せなかったり もしくは無かったりしていた場合でも臨機応変!着付師さんにお願いすると良いでしょう。

昨今の帯揚げ等とても華やかで2枚3枚使いなどは当たり前の時代ですからそれは、私の経験上の話しですが絞りの帯揚げは普通に帯の上線に結びます。もちろん綸子でも良いのですよ。

もう一枚を帯の下線にそっておはしょりを隠す位置に結んで後でリボンに飾ります。

これは、七五三の七歳の着付けの時にも使うしごき帯と同じように使います。

某振袖のレンタル会社等この華やかな帯揚げ!?
しごき帯のような帯揚げが付いている場合がありました。

それと、おはしょりを少しでも出せる場合であれば腰紐の位置を普通のようなウエスト位置ではなく腰紐を下に下げて腰骨ギリギリの上に腰紐を結ぶと
おはしょりに必要な長さが少なくなります。

初心者着付け師さんも参考にして下されば嬉しいです。

ちびまま

しゅみのきもの http://www010.upp.so-net.ne.jp/sayo50/

2018年11月18日日曜日

三歳児の着物と帯

七五三の季節です。

三歳の祝いは、本来は男女とも行いますが

最近では、女児だけの祝いになっている所もあります。

三歳の女児は、愛らしい被布姿か又、

着物は三つ身仕立て

下着は二枚重ねが正式ですが、付比翼か伊達重ねでも着せやすく

子供に負担が少なく便利です。

三歳児はなかなか、じっとしていなくて、着付けるのも大変なので

長襦袢の中の下着は、温かい普段の下着でも良いでしょう。


長襦袢は表着と配色の良い物を選び

二部式の襦袢も着せやすく便利です。

半衿は刺繍のある綸子や羽二重などが代表的です。


帯は幅19センチ長さ3メートルの丸帯か袋帯を用いますが

出来るだけ軽い物を選びます。

現在は、付け帯が便利で結びやすいですね。


被布を着る場合は三尺帯や錦織の小幅帯を用いて作り帯びにします。

へこ帯も可愛くて扱いやすいです。

扱き帯は紋綸子など長い房が付いている物が多いですね。

普段、履きなれない足袋や草履など、鼻緒を緩めてあげましょう。

草履はつま先まできっちり履かせると痛くなり嫌がるので

記念写真の時にだけでもかまいませんね^^

過去の記事ですが、三歳児の着物の事を書いています。

   ↓

http://sayo-sayonnn1-sayo.blogspot.com/2013/09/blog-post_7570.html


http://sayo-sayonnn1-sayo.blogspot.com/2013/11/blog-post_4.html



他、七五三の着付け方や帯の結び方は、こちらからどうぞ参考にしてください。

http://www010.upp.so-net.ne.jp/sayo50/sitigomatome.html



しゅみのきもの ちびままでした。